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新曲『鳴るようにしか鳴らない』 [投稿動画]

No.Dです。
『瑠璃色の蝶』に引き続き、新曲を投稿します!!
【MEIKO生誕祭2020】鳴るようにしか鳴らない【オリジナル曲】
MEIKO姉さんの生誕祭への参加、実に9年ぶりとなりました。
久しぶりに参加することができ、とてもうれしく感じています。
今回は今までしてこなかった取り組みとして、いわゆる『詞先』に近い形をとっています。
まず1番の歌詞を書いて、読みながら歌ってみて。
そこから少しずつ歌詞の手直しもしたんですけど。
歌詞を中心に作った作品でした。
曲調はシャッフルです。
火葬曲やSeeker、最近だとヨツユノユメなど、マイナーな曲で使うことが多かったのですが、今回はうまい形で明るく昇華できたと思います。こういう作風ももっとやっていきたい。
歌詞は諦めつつも明るい。
暗すぎず明るすぎず、エモーショナルなところを目指しました。
ボーカリストを想定した作品ですが、多分に作曲する自分を重ねているように思います。
何か作る人には感じてもらえるのではないかなと思ったり。
それでは、歌詞です。
『鳴るようにしか鳴らない』
作詞・作曲:No.D
歌唱:MEIKO
鳴るようにしか鳴らない
どうしても自分を好きになれない
誰にも言えないことを吐き出して泣いてる
一人で反省会
こんな歌しかできない
頭を掻き悩みを書き出し
今夜も丸めたルーズリーフがゴミ箱に溜まっていくばかり
歌うのは楽しいはずだった
気持ち良く声が出せていたから
一緒に奏でる仲間たちから
誉められてその気になっていたから
憧れの人が歌っていた
音源を何度も聴き込んだ
同じように歌が歌いたいんだ
その時は疑いもなかった
考え出したのはいつから?
音は違ってリズムは外れて
描けば描くほど崩れた
冷めた視線と責めてくる言葉
鳴るようにしか鳴らない
どうしても自分を好きになれない
誰にも言えないことを吐き出して泣いてる
一人で反省会
こんな歌しかできない
頭を掻き悩みを書き出し
今夜も丸めたルーズリーフがゴミ箱に溜まっていくばかり
工夫は尽くしたつもりだった
買って調べ読んで教わった
色々な歌い方を真似した
憧れた声を出したかった
良いテイクが録れたと思った
聞いてみたらやっぱダメだった
繰り返し浮かんでしつこいんだ
「結局私はこんなもんか」
苦しくなっていたのはいつから?
伸びぬ自分と伸びてゆく仲間
「どんなに頑張っても無駄なんだ」
無限に刺さる嘲笑う言葉
鳴るようにしか鳴らない
どうしても自分を変えられない
「コレジャナイ」と怒る自分に嫌気さえ刺し
想いが大渋滞
それでも止められない
いつもと同じメニューをやり
今夜も誰かがくれる拍手を妄想し歌ってゆくばかり
その曲はたまたま流れてきた
シャッフル再生で引き当てた
苦笑するほどのしゃがれた声は
何故だか深みのある味がした
「こういう歌もあっていいんだ」
どうしてか涙さえ流れた
自分が美しく鳴る舞台が
どこかで待っているような気がした
鳴るようにしか鳴らない
私の身体は変えられない
憧れた声では歌えなかったとしても
捨てるほどのもんじゃない
私じゃなきゃできない
そんなサウンドだってあるんじゃない?
今夜も新たなルーズリーフにイメージを綴ってゆくばかり

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